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ファイターズの新本拠地が北広島市に決まりそうだが、その代償は・・・

eguyan
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親会社の日本ハムの取締役会で承認されればだけど、ファイターズの新本拠地がどうやら北広島市になりそうだ。

プロ野球北海道日本ハムが進める新球場を核とするボールパーク(BP)構想で、北広島市の「きたひろしま総合運動公園」予定地を建設候補地とする方向で最終調整されていることが、23日分かった。広い敷地の使いやすさと北広島市の行政支援の手厚さが評価された。球団親会社の日本ハム(大阪市)は26日にも開く臨時取締役会で決定する見通し。2023年の開業に向けて新年度から詳細な検討を行う。

日ハム新球場、北広島に 26日にも決定 23年開業目指す
(引用:北海道新聞電子版 2018年3月24日付)

最初は北海道大学の敷地の中や旧月寒グリーンドーム跡だったりと言われてきて、最終的には真駒内案と北広島案のあらそいになり。
ファイターズの本気度からして、札幌ドームに留まるようなことはないように思える。

<ここからは、あくまでも、北海道、札幌が大好きな、いちファイターズファンの埼玉県民の考え、意見を述べるものです>

まずは、個人的には、本拠地を札幌ドームから移転すること自体に反対だった。

残った移転案は、真駒内だろうが北広島だろうが、どちらにしても(札幌都心から行くとしたら)交通の便がよくない。
もしかしたら東京都心あるいはさいたま市内から西武ドームまで、それ以上に悪いかもしれない。
今回途中で消えた案、北大敷地案と月寒グリーンドーム案は、残った2案よりは便利な場所だと思う。
公共交通機関や球場を作るだけの広さを確保することを考えると、いくら北海道でも札幌市は大都市だし、札幌都心から近くて便利で広い場所なんてそうそうない。
いまだって最寄りの地下鉄東豊線福住駅からドームまでは10分ほど歩く。
そのうえ、きつい階段を何段も上る必要がある。
随所で問題があることが素人目でも分かる。
そこまでしてでもファイターズは、札幌ドームを出て新球場をつくりたかったのだろう。

札幌ドームを出たかった理由。
使用料の問題、ドーム内の広告費用やドームで売り上げた飲食やグッズ販売の一部を施設管理者の札幌市と札幌ドームに持っていかれる、イベントをやるごとにわざわざ札幌市にお伺いを立てなければならないこと、札幌市がグラウンドを総天然芝化にする気がないことで出た問題と、ぼくは認識している。

イベントや他の陸上競技どころかサッカーしか出来ず、その維持管理費を県税で負担を強いられている埼玉スタジアムを抱える埼玉県民のひとりとしては、札幌ドームはライブやイベントも出来て、サッカーと野球を芝生を入れ替えることで可能にした、画期的でうらやましい施設だなぁと当初は思ったけどね。
(埼玉県は北海道、札幌市よりも人口は多く、企業も数多くあるから、埼スタや近くを走る第三セクターの埼玉高速鉄道を県税で支えることが出来ているけど、そうじゃなかったら、これ、埼玉県内でも大問題になってもおかしくないと思うけど)

そもそも札幌市側が、まさかファイターズが出て行くとは思ってなかったんだろう。

まず、全国の他のスタジアムのように指定管理者を札幌市の三セクではなく、ファイターズとコンサドーレが共同で会社を立ち上げて、そこが運営すればよかった。
千葉マリンスタジアムや広島市民球場は球団が指定管理者になって運営しているし、横浜スタジアムは球団親会社のDeNAが運営会社を買収してスタジアム運営している。大阪ドームも大阪府や大阪市などが出資した第三セクターがやっていて会社更生法申請したあと、オリックスの子会社の資本出資を受け、民間運営している。札幌ドームもそのようにすればよかったものの、変わらなかった。

ただでさえ、札幌市の財政は悪い。
最大の収入源だったファイターズが北広島市に行けば、札幌市としては大打撃になるのは目に見えている。
札幌ドームの運営会社も、どうなるか。
ドームへ最大の「足」になっていた市営地下鉄(札幌市交通局)も。
東豊線だって、ドームのそばまで延長したり、ドームの為だけでは余計赤字になるだけなので、例えば福住は終点なんだから、ドームの下に引き込み線兼用のホームを造って、イベント開催時以外は電車の留置線にするとか、たぶん市でも懸案事項になっているであろう、ドーム南方の清田区への路線延長をしつつ、そのタイミングでドーム下に駅を造るとかすれば、変わっていたかも知れない。
だからこそ、札幌市には早めに態度を軟化してほしかった。
札幌市次第で、すべて良しに出来たはずだ。

これはもう、札幌市の政策の大きな、かつ誰もがわかるような目に見えた失敗であり、その対策を甘く見てた、あぐらをかいていた札幌市、札幌市長の責任は重い。
そのツケは、市民に回ってくる。

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EGUYAN
EGUYAN
富山県富山市生まれ、埼玉県川越市育ち、現在も川越在住。 ワーケーションソリューション(Well is)代表 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。 野球と旅とまいう〜と。がモットー。
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